リレックス スマイル 研究会

ドクターリレーコラム

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サイト掲載日 2017年08月01日

屈折矯正手術の素晴らしさを伝えたい

私が屈折矯正手術に興味を持ったのは、名古屋で研修医をしていたときに名古屋アイクリニックの中村院長のレーシック手術を見学させて頂いた時でした。
患者さんの劇的なまでの視力回復、術後の喜びは、衝撃的で眼科手術の中で白内障手術にも並ぶ素晴らしい手術と思い、その後自分も手術を受けることになりました。
しかし、その後レーシックは思いがけない展開になりました。
医療とは思えないような価格競争が始まり、訳の分からないXXXレーシックという名前が乱立し、その中で一部の施設では患者さんへの術前の説明や本来絶対に医療としてはしてはいけない安全面の配慮が省略され、最終的には感染症を多発した事件が引き金となりで、現在はレーシックは消滅寸前です。
手術を受けてとても快適に過ごしている自分としてはこの状態には非常にがっかりしています。
そのような逆風の中、登場したリレックス・スマイル手術はレーシックの欠点を克服し、衝撃への強さ、術後ドライアイが軽度であることが特徴であります。
私は現在2施設(名古屋アイクリニック、佐藤裕也眼科)でスマイルを執刀していますが、最近は外国人の患者さんがスマイルを受けたいと受診され執刀することがあります。
海外ではレーシックがまだ主体ですが、より安全で術後に快適な状態を求める方がスマイルを選んでいるようです。また外国人に特徴的なのは何でもズバズバ質問されることです。
日本人の場合、国民性の為か術前に質問をされる方が少ないように感じますが
屈折矯正手術は、合わなかったらさっと取り替えれるようなコンタクトレンズのようなものではありません。
このため信頼できる施設で、しっかり話を聞き疑問点を全て解消した後に納得の上で手術を受けられるのをお勧めします。
私としては裸眼で見える喜びを多くの方に感じて頂きたいと思っていますので、スマイルに関しても正しい情報を伝えていき過去のレーシックのようにならないようにすることを自分の責務と感じています。

慶應義塾大学 名古屋アイクリニック 小島隆司