リレックス スマイル 研究会

ドクターリレーコラム

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サイト掲載日 2017年05月15日

石の上にも3年

屈折矯正手術に初めて接したのは約20年前、アメリカ合衆国シアトルで行われた学会でした。当時は日本でもまだレーシックの黎明期であり、医療科学の進歩に驚嘆し、眼科医療の未来に大いなる期待を持っていました。
レーシックに興味を持ちながらも、私の勤めていた医療機関では関わる環境には無く、模様眺めで月日が過ぎていきました。その間、医療事故や術後合併症が取り上げられ、一世を風靡した日本におけるレーシックの手術件数は、年々減少するに至りました。
そんな中、4年前にリレックス・スマイルと出会いました。
高い矯正精度や安全性に、初めてレーシックと接した時と似た衝撃を再び受け、今度は自ら屈折矯正手術を行うことを決意しました。
当院でリレックス・スマイルを始めて3年。手術手技の確立、安定した術後視力も確認し、ますます安心してお勧めできる手術となりました。
強度近視や遠視などの手術適応はまだまだ十分とは言えない状況ですが、私の中ではまだまだ始まったばかりの、これからもまだ発展する可能性を秘めた手術手技です。
3年と言わず、5年、10年と温め、より多くの患者様に良質の治療を提供し続けられるように、リレックス・スマイル研究会の諸先生方と共に研鑽・努力したいと思います。

医療法人社団 平田眼科
平田 博文