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サイト掲載日 2016年11月04日

屈折矯正医の使命、生涯に渡り目を守る

レーシックは米国でも低迷しているそうだ。ただし、日本ほど深刻ではなく、せいぜい全盛期の1/2で年間60万件くらい。今一番多くレーシックが行われているのは中国で、年間80万件以上とトップ。「経済大国」の勢いはこの分野でも留まるところを知らない。

さて、今米国では、生涯を通じて患者様の「よい視力」をサポートすることが提案されている。幼少時にはオルソケラトロジーで近視矯正とともに近視進行を抑制し、ある程度の年齢になったら通過儀礼としてレーシックを受ける。いわば大人への切符である。
そして、初老期に入り水晶体が劣化してきた際には水晶体を再建、つまりは眼内レンズに置き換え、遠くも近くも見えるようにする。重篤な目の病気にならない限り、よい視力で一生を終える。そんなサポートをするのがこれからの屈折矯正医の使命になってくるのかもしれない。

名古屋アイクリニック
院長 中村 友昭